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厚板鋼板切断で事前に
確認すべきこと

板厚30mm以上の厚板切断は、薄板・中厚板とは異なる注意点があります。発注前にこれらを整理しておくことで、製作後のトラブルを防ぐことができます。

01

熱影響と歪みを事前に確認する

火炎切断では熱影響による歪みが発生します。特に細長い部品(長さ/幅比が大きい)は変形リスクが高くなります。分割切断・対称排版・矯正工程での対応が可能ですが、事前確認が必要です。

確認ポイント:細長い部品・薄い断面がある場合は歪みリスクを事前に伝える。

02

最小穴径は板厚の0.5倍が目安

火炎切断での最小穴径は、板厚の約0.5倍が目安です。例えば30mm板では15mm以上の穴が適切です。それ以下の穴を切断すると、歪みや焼け跡が発生しやすくなります。

確認ポイント:図面に小径穴がある場合は、板厚と穴径の比率を事前に確認する。

03

穴あけ部分の焼け跡について

厚板の穴あけ(特に火炎切断後の穴周辺)には、軽微な焼け跡が生じる場合があります。後工程(塗装・溶接・嵌め合い)への影響を事前に確認してください。研磨で除去可能です。

確認ポイント:焼け跡が問題になる後工程がある場合は発注前に伝える。

04

切断面のバリ・スラグ処理

火炎切断の切断面(Ra12.5目安)は、レーザー切断(Ra6.3目安)より粗くなります。バリ取り・スラグ除去は標準工程として含まれますが、溶接準備・塗装前処理として研磨が必要な場合は別途確認してください。

確認ポイント:後工程で切断面品質が重要な場合、追加研磨を発注時に明示する。

05

重量と梱包・輸送条件

厚板部品は重量が大きくなります。パレット積載重量・木箱梱包の必要性・フォークリフト対応などを事前に確認することで、輸送事故を防ぐことができます。

確認ポイント:部品の概算重量・最大重量を伝え、梱包方法を発注前に合意する。

確認項目内容
熱影響・歪み細長い部品・薄断面がある場合は事前確認
最小穴径板厚×0.5以上(例:30mm板→15mm穴以上)
穴周りの焼け跡後工程への影響を事前確認、研磨で対応可
切断面品質火炎切断Ra12.5。追加研磨は別途手配
重量・梱包重量・梱包方法・フォークリフト対応を確認

まとめ

厚板切断は薄板と異なる注意点があります。熱影響・穴径・切断面・重量の4点を発注前に整理することで、製作後のトラブルを防ぐことができます。不明な点は発注前にご相談ください。

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