中国から鋼板を調達する前に
確認すべき5つのこと
初めて海外から鋼板部品を発注する際に見落としやすいポイントを整理しました。これを確認してから進めることで、納品後のトラブルを大幅に減らせます。
材料表記を「名称」だけで判断しない
「SS400相当材で」と伝えるだけでは不十分です。日本のJIS規格と中国のGB規格では、同じ用途向けの材料でも成分・機械的性質・試験方法が異なります。
確認すべきこと:用途・後工程(溶接、機械加工など)・必要な証明書の発行範囲を製作前に伝える。
重要寸法と公差を製作前に合意する
「図面通り」という言葉は万能ではありません。図面の解釈が異なる場合、製作後に「寸法が違う」「穴位置がずれている」という問題が起きます。
確認すべきこと:重要寸法・許容公差・後工程に影響する箇所を製作前に明示し、認識を合わせる。
第三者検査が必要なら製作前に手配する
SGS・BVなどの第三者検査は、部品が完成してから依頼しても間に合わないことがあります。製作前に手配することで、スケジュールと費用を事前に確認できます。
確認すべきこと:第三者検査の要否を発注前に決め、必要な場合は製作スタート前に手配する。
出荷前写真と検査報告書を必ず要求する
残金支払いの前に、出荷前写真と検査報告書を受け取ることを習慣にしてください。「届いてみたら違った」というリスクを大幅に軽減できます。
確認すべきこと:発注時に「出荷前写真・検査報告書の提供」を条件として明示する。
コミュニケーション体制を確認する
言語・時差・商習慣の違いは、確認のズレや連絡の遅れにつながります。日本語対応の窓口があるか、問題が発生した時に誰が対応するかを事前に確認しておきましょう。
確認すべきこと:日本語窓口の有無・担当者名・連絡手段(メール・LINE・電話)を発注前に確認する。
まとめ
海外調達のトラブルのほとんどは、製作前の確認不足から起きます。材料・寸法・検査・出荷前確認・コミュニケーション体制の5点を整理してから発注するだけで、初回取引のリスクを大幅に下げることができます。
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