加工技術
調達コラム
レーザー切断と火炎切断、
どちらを選ぶか
「レーザーの方が精度が高いから常にレーザーがいい」——これは半分正解、半分間違いです。板厚・精度・切断面・コストによって最適な選択は変わります。
| 比較項目 | レーザー切断 | 火炎切断・ガス切断 |
|---|---|---|
| 対応板厚 | 0.5〜55mm | 30〜250mm |
| 寸法精度 | ±0.1〜0.3mm | ±0.5〜1mm |
| 切断面品質 | Ra6.3(なめらか) | Ra12.5(粗め) |
| 熱影響範囲 | 小さい | 大きい |
| 複雑な形状 | 得意 | シンプルな形状向き |
| 最大加工サイズ | 3000×16000mm | 5500×30000mm |
レーザー切断を選ぶべき場合
- 板厚が55mm以下
- 寸法精度±0.3mm以内が必要
- 複雑な外形・穴パターン・細部形状がある
- 切断後に溶接・塗装・組立など切断面品質が重要な後工程がある
- バリ取りの手間を減らしたい
火炎切断を選ぶべき場合
- 板厚が55mm以上の厚板
- 寸法精度±1mm程度で問題ない
- シンプルな外形・大型パネル
- コストを重視する大量発注
- 5500×30000mm超の大型サイズが必要
25〜55mmの「迷いやすい中間域」
板厚25〜55mmは、レーザーでも火炎でも対応可能な領域です。この場合は以下の優先順位で判断します:
精度優先
±0.3mm以内の精度が必要 → レーザー切断
厚さ優先
40mm以上で断面品質より大きさ優先 → 火炎切断
迷う場合
用途・後工程・コストを伝えてご相談ください。最適な方法を提案します。
まとめ
切断方法の選択は「レーザー=高品質」ではなく、板厚・精度・用途・コストのバランスで判断するものです。迷った場合は板厚と後工程を伝えてご相談ください。最適な方法をご提案します。
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